１--人は話しかけられた人を、覚えている
「どうも、初めまして」と言いながら座ればよい。
何も言わずに座ってしまうと硬くなって、ずっと黙っている。そんな時あなたは、「隣の人がなにか話し掛けてくれたら話すのにな」という気分でしょう。話し掛けられて「なんでこのひとはこんなところで私に話し掛けるんだろう、信じられない」と思う人はいません。だから、あなたのほうから何か話し掛ければいいのだが、その言葉が見つからない。
しばらく黙って座っていると、ますます話しかけにくくなります。ますます空気がかたくなるので何か話し掛けようかなと、あなたは横目でジロッと見始めます。そうすると、横目でじろじろ見ている気配が相手にも伝わって、なんだか不思議な気配になってきます。
知らない人に、「どうも、初めまして」と言うのは普通の挨拶です。話し掛けることが、相手にまず覚えてもらうキッカケになります。それが存在感に変わっていきます。人は、自分にさり気なく話し掛けてくれた人を、覚えているのです。
「話をした人」と「話をしなかった人」で印象が分かれていきます。
@@@.html へのリンク--「どうも、初めまして」と言いながら、近づいてみましょう。最初の6秒で人は心を決めるといいます。笑顔を添えて、こちらはOKですの優しい心配りの笑顔からスタートしてみましょう。
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３--ドギマギするから声を掛けられないのではない。声を掛けないから、ドギマギするんだ。
私はあまり人と会う機会がないので、初対面だからドキドキするというのは、思い違いです。話し掛けてくれないかなと思う時は他の皆もドキドキしています。その時に、相手のドキドキと自分のドキドキを解消する為に、「どうも初めまして」と言うのです。
自分のドキドキを乗りこる為に「どうも初めまして」と言うのです。それで、相手のどきどきも解消されます。相手も「話し掛けられてほっとした」という気持になります。
--どんな遊び人のプレーボーイでも、やはりドキドキしますとのこと。優秀な俳優や舞台役者になればなるほどあがり性というのはよく聞きます。緊張をしない或る意味鈍感風な人は成長しないということでしょうか。
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４--「紹介して」という人ほど、紹介するとケチをつける。
あなたの周りにもこういう人がいませんか。「紹介して、紹介して」というから、友達を紹介すると、「でもね、ちょっと背がね」、「会社がね」「給料がね」「いい人なんだけどね」と、必ずケチをつける人が。「紹介して」と言わない人のほうが、まとまる率は高いのです。
合コンの幹事をやった事のある人はよく知っていると思いますが、最初に応募する時に「どういう人？」「会社は何処に勤めているの？」「タレントでいうと誰に似ているの？」と相手の条件を細かく聞く人は、合コンが終わった時に「全然違うじゃない」と必ず幹事に文句を言います。
「紹介して」というのも出会いの一つですが、その時に減点法でケチをつける姿勢になっていないか、考えてみてください。
人間を減点法で見た時点で出会いはゼロになり、永遠に出会えません。何故なら、その人には人間に対する愛がないからです。相手に対して「この人、こういういい所があるんだ」という見方が出来ない人は一人で居る方がいいのです。
美味しい肉を犬にあげると、一口で飲み込んでしまいます。
「もっと味わえばいいのに」と思いますが、犬はゴクンと飲み込んで残りの手に持っている方を見ています。あげたほうはもう飲み込んでいて味わっていない。手に持っているほうが常に欲しいのです。
結局どんどん切ってあげても、その犬はその肉を味わっていません。常に飲み込んでいるだけで、自分がもらっていない方ばかり見ています。そんな人生になったらもったいないです。
--私も仕事柄痛感しているので入会する方には一生懸命お話していますが、頭で理解するということと、心で納得することの間にはかなりの距離があるので難しいです。ただ幸せな結婚をされた方々には共通項のようなものがありますのでお伝えしています。それは、振っても振られても、お相手の事も自分のこともあまり悪く言わないという点です。それが愛情豊かということなのでしょうか。
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５--面倒くさい事があったら、運命の人に出会う前兆。
人間が出会うということは面倒くさい事です。恋愛ほど面倒くさいことはありません。面倒くさくて当たり前です。ラクな恋愛なんて、一つもありません。ラクな恋愛は、ちっとも楽しくありません。めんどくささを楽しめるかどうかです。面倒くさければ面倒くさいほど、楽しめます。
例えば学校の文化祭ではカップルがたくさん生まれます。文化祭では面倒な事だらけです。友達同士でもめるし、先生にはしかられるし、ごみは出るし、自分の思うようにはいきません。その面倒な作業の中で「こいつはいいヤツだな」という気持が芽生えてくるのです。相手のいい所が見えてくるし、自分のいい所も相手に伝わっていきます。
--恋愛は、効率とか効果を考えて近道をしようとすると、一番遠回りになりますとのこと。そうかもしれません。
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６--存在感は、面倒な作業をする事で生まれる。
コミュニケーションは、面倒くさいものです。でもその面倒くささが相手に愛情として伝わるし、相手と親しくなれるのです。例えば、
エレベーターの前で迷ったら、「４７階へ行きたいのですが、エレベーターはどちらでしょう」とホテルの人に聞けるという事が大切です。それを人に聞かないで自分で何とかしようとする人は、出会いを避けています。折角そこにホテルの人が立っているのが見えるわけです。そうしたら、それがきっかけで話が出来ます。聞けない人は、逆に人に話し掛けられるとわずらわしいと思う人です。
「どちらにいかれますか」と聞かれたときに、「４７階」とぶっきらぼうに答えます。どうして「47階へ行きたいんですけど、どちらですか？」と会話になっていかないのか。面倒くさいから省略して「47階」と、名詞だけで怒ったように返事をする。こういう人とはあまり話をしたくないですよね。
恋愛で次のステップにいくコツは、相手が言った質問の文章をちゃんと繰り返すことです。
たとえ面倒くさく感じても、相手の話にきちんと答えていく、そうする事であなたの存在感が生まれます。
「昨日なにしていたんですか？」
「昨日ね、映画を見てきました。『マドリックス』を見たんです。」
「あれ僕も見ようと思っていたんですよ。面白かったですか」
「面白かったですよ」・・・・といくらでも続きます。
ところが、
「昨日何していたの？」
「映画」
映画でプッつと切る。こういう人にはもう質問をしたくなくなります。
--もう5分前にこの文を読んでいたらさっきの電話の応答がもっと違ったものになっていたのにと反省しました。気を付けます。 |
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